現役世代の減税や、まぁあるいは子育て支援でもなんでもいいんだけど、現役世代がお金を使えるようにしよう、現役世代にお金を集めようという政治家や政党は最近多い印象があり、かつ、X等でそのような意見が支持されているように見受けられる。
ちなみに私は30代既婚子持ちなので、上述した風潮において、少なくとも表面上は恩恵を受ける立場である。
というのも、現役世代にお金を集めるというのは、恐らく隠居世代(高齢者)に向かうお金を削らねければ辻褄が合わず、その結果として私を含む少なくない現役世代が不利益を被るのではないかと考えたからである。
隠居世代とはざっくり言って現役世代の親達であるが、親達に公的なお金が集まらないとなるとどうなるのかというと、貧乏な親のもとに生まれた現役世代はそれを補填せざるをえなくなるに違いない。
全然駄目じゃん、と思った。
貧乏な家庭に生まれ、かつ、ひとりっ子の私は直撃じゃん、と思った。
なんとか運にも恵まれて中流家庭にまでなることができたが、隠居世代への手当が薄くなってしまったら、まさかのときに親を見殺しにするか、自分が貧するかの二択を選ばないといけないのかもしれない。
要は、現役世代に金を集めるってことは、親の懐を心配しなくていい程度の家庭に生まれた現役世代だけにメリットがあるのではないか、ということだ。
実質的に、相続税や贈与税抜きで効率的に金が移転していると捉えてもいいのかも。
まぁなんだ、現役世代に金を集めることが、格差固定の遠因になるのかも、ならないといいなぁっていう。
※特定の政治家や政党のネガティブキャンペーンをしたいわけではない。
※私の考えには誤りがあるかもしれないので、その際は指摘いただきたい。