僕はInstagramをやめた。社会人2年目の男で、高校や大学時代にはInstagramが主要なSNSだった。周りでは、フォロワー数や、投稿に載せている服や小物のブランドや価値、いくら飲めるかを競ったような飲み会ストーリー、泊まった宿のグレードの高さ…などで、人をランク付けするような風潮があるように感じた。そして現実では、それが、まるでその人の価値を決めるかのように話されていることが嫌だった。インスタが派手だから、で始まる交友関係があるのに対して、地味なインスタで声かけがあることはない。僕自身も最初は頑張って他の人のストーリーをチェックしてリアクションして、いいねして、出かけたら友達を載せて…を頑張っていたけれど、もう疲れた。
インスタをはじめて、人のプライベートを追うことがどれほど時間の無駄かに気付けた。
そもそも僕自身が劣等感を持っていた上でインスタのランク付けのようなものを気にしていたわけではなく、むしろ、そうしたランク付けに夢中になっている人たちを見ると、違和感を感じることが多かった。例えば、誰かが誰かへ体も顔も加工した写真に「この人はいつもキラキラしてていいね」と言ったり、「あの人はちょっと地味だよな、フォロワーも少ないし。」と言ったり、インスタグラムを通じての評価が当たり前のようになっていたのが嫌だった。
だから、「やりたくなければ辞めればいいじゃない」という声が聞こえてくる前に、私はInstagramをやめた。Instagramをやっていないという、少数派になった。
結局、僕は自分の選択に後悔はしていない。SNSをめぐる環境は変わらないかもしれないが、少なくとも自分の心は軽くなった気がする。
それでインターネット老人の掃きだめであるはてなに来るのもどうかと思うぜ
ワイの知り合いにはインスタやってる人は一人もおらんやで。
お前のかーちゃんインスタでインフルエンサーやってるよ