2024-10-13

ヒッチコック監督の『サイコ』はリメイクされたことがある

98年ごろにリメイク作品が作られたんだけど、これの内容がオリジナルまんま。

ストーリー構成演出も、映像の構図とかもほぼ同じ。

明確な違いは役者が違うこと、カラー映像であることだけ。

もし本作を観て面白いと感じても、その9割はオリジナルのおかげ。

最近読んだ漫画で「ものを作るのは全て真似から始まるが 真似で完結したものは ただの劣化」というセリフがあったが、その典型例が98年版『サイコ』だと思う。


それにつけても“同じことはやればやるほど退屈になる”ってことを甘く見積もってはいけないんだろうな。

究極の反面教師はやっぱりエンドレスエイトだろうか。

折に触れて評価し直そうとしたこともあったが、やっぱりアレは失敗というしかない。

そして、その大きな要因は総じて“同じことをやったから”に集約される。

まあ、同じことやっているからこそ安心するって側面もあるだろうけどね。

日本でいうと時代劇とか落語がそうだけど、あれらも現代立ち位置を踏まえるとなあ。

結局それらだってアプローチ方法を変えたり、差別化しようと試行錯誤しているわけだし。

“同じことをやり続けると退屈”であること自体は分かってるわけだ。

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