2024-09-22

職人要求される能力は高い

職人としてやっていくのに必要なのはまず運動能力だな。

体力は正直なんとかなる。それよりも大事なのが手先の器用さとか想像力とか、あとは物の道理が分かるってあたりだ

手先の器用さは言わずもがなだな。紐の結び方ひとつでも新しい結び方を覚えられないやつってのが一定存在する。

想像力ってのは例えば図面を見てパーツを想像してそれを頭の中で組み立てたりする能力のことだ。

荷台にどういう順番で物を積んでいけば物が落ちずかつ効率的作業ができるかって想像する能力必要だな。

道理ってのは例えば物を吊ったときにどこに力がかかるか知識が無くても分かるとか、動いてる重機死角から重機に近づくとどういうことが起こるか考えなくてもわかるとか、そういう能力だな。センスってやつだ。

この辺の能力があれば職人としてはやっていけるかもしれんが、当たり前に最低限のコミュ力必要だわな。

作業はひとりで黙々とやってる大工親方でも、施主とか元請けとか他の業者と打合せたりして意思疎通する機会は絶対にあるし、そこで話ができんとは仕事にならんし信用がなくなる。

昔は人余ってたし人海戦術でなんでもやってて命も安かったか個人個人コミュ力とか能力はあまり重要視されなかったかもしれんが、今は全員にこういう能力要求されててアホだと食っていけない。

この辺の能力漏れずに満遍なくあるやつは職長とか、一人親方としてもやっていけるし現場でも重宝されるがどれかが欠けると一般作業員だ。

何が言いたいかっていうと現代職人として成功するには結構ハードルが高いってことだ。

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