心理的安全性について理解したいのであればこの記事https://q.livesense.co.jp/2023/09/26/ が一番わかりやすい。
もともと「◯◯的安全性」という言葉はいろいろな実学分野で使われていて、ほとんどの場合は何の誤解も招いていない。
たとえば、公衆衛生分野でよく使われる言葉に「微生物的安全性」がある。
日本食品保蔵科学会誌VOL.27 NO.3 2001〔総説〕
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jafps1997/27/3/27_3_145/_pdf
さて、カット野菜の微生物的安全性を保つために何が行われているのかみなさんお分かりになるだろうか。
ほとんどの人はお分かりになるだろうが、答えは「殺菌」。微生物は安全に守られるどころか死んでしまっている。
このように人々は他の分野の◯◯的安全性については正しく意味が取れる。短期的安全性は短期くんを守っているわけではない。情報理論的安全性は情報理論ちゃんを守っているわけではないし、
しかし心理的安全性になると急に「心理を安全に保つ方法」と誤読してしまうのだ。
人の心=守るべきもの という先入観から誤読してしまうのだろう。増田はこれは仕方ないと思う。
微生物的安全性が「微生物のとりまく環境で××(食べ物や水道水)を安全に保つ方法」であるように、心理的安全性とは「心理のとりまく環境で××(仕事や労働者)を安全に保つ方法」だ。