2024-08-14

Fading Afternoon の一番好きなルート

ヤクザ丸山は、30歳の時に服役し40歳出所した

刑務所内で不治の病にかかった丸山は、毎日のように吐血し近い将来死ぬ運命にある

死病を隠して組長のもとに戻ると、組は衰退し他の組に多くのシマを奪われていた

それでも組長は出所したばかりの丸山の当分の生活のために100万円を捻出してくれた

キャバクラに行った丸山は、嬢をしている元妻と再会する

30歳の時、妻に何も言わずに組のための大仕事をして10年も投獄され、その間に妻に離婚届を送られ獄中離婚していた

元妻は丸山を見て怒り、酒瓶で丸山を殴った

丸山がその後またキャバクラに行っても元妻は解雇され会えなかった

街を歩いていた丸山は、立ち止まって求人広告を見ている元妻に出会った

丸山は元妻を引き止め、罵倒してくる元妻を抱きしめ、復縁した

ヤクザ事業がまた上手く行っている丸山は家を買い、元妻に専業主婦をさせ毎晩抱いた

突然元妻が姿を消し、置き手紙には「女を預かった」と呼び出し先の住所が書かれていた

行くと、元妻は敵対する別の組の者たちに捕らえられていた

彼らは、丸山尊敬する丸山の組の組長を殺害し、街から消えて手を引けば元妻を返すと脅す

組長を殺せば元妻にはなにもしないが、果たされなければ遊んだ末に殺す、元妻は美人からそれでもいいと言う

丸山は組の事務所に行き、組長を殺害した

いかかる他の組員らも殺害し、ただでさえ残り少ない寿命を負傷で削りつつ帰宅すると元妻は約束通り無事な姿で帰されていた

丸山は元妻を連れて遠くの地方へと身を寄せた

夫妻は古びた小屋で寝食をともにし、一軒しかない飲食店に行ったり、釣りをしたり、ヤクザと無縁な平和な日々を送る

ある日に丸山はひときわ大きく咳き込んで大量に吐血し、妻に看取られながら亡くなった

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