コスパって概念だとタダの場合無限大に増大してしまう。じゃあ果たして0円のボロいママチャリと10円の新品のビアンキとで前者がコスパにおいて優位になるかって話で。そこまで極端でなくとも、フードコートの0円の水があるゆる有料の飲み物よりもコスパが優れてるって事になる。
0秒で完結する動作なんて無いし、金銭的なコストもまあそれを稼ぐのにかかる時間と考えれば無理矢理換算出来るし、タイパはそこん所に対処したものでもあるのかな。と思ったけどこっちはモノよりもむしろ体験や行為にフォーカスした概念なのかな。
まあそもそもパフォーマンスの定義は何なんだよって思う。パソコンなり車なりカタログスペックのあるものなら、少なくとも一面的には意味があんのかもしれないけど。
やれ映画が面白いつまらんだの、運動が健康に良いだの大して効果ないだの、定性的な概念を定量的な数量で割った所で何になる。経済学の入門で謎に数量化された効用なる概念を見た時にも思ったけど。
まあ選択を吟味する時に失うものと得られる満足感の比較衡量くらいは誰しもするんだろうけど、それって他人と共有するには難のある概念だよねって思う。