本編はアニメで見た。
連れ込まれる瞬間を監視していたくせに助けもせず成り行きを見守っていた登場人物がいる。
その登場人物は何が起こるかを察していた。
これから主人公がどのような目に合うのかをしっかりと確実に認識した上で見逃した。
さらに見逃しただけではない。
コトが終わるまで外で待機していた。
加害者が出て行ったことを確認してボロボロの主人公のいる部屋へ行く。
被害に遭ったばかりの主人公はおそらくその登場人物にもヤられると思ったのかパニックを起こす。
すると近づいて抱きしめてTrust meと言ってんの。
何言ってんだと思った。
後日、主人公がまた加害者に絡まれてると前回は傍観者に徹していたその登場人物が現れて「この子に手を出すな」と加害者を脅す。
え?
なんで?
やれるのになんで前はやらなかったの?
考えてみると主人公はとても警戒心が強いから自分を信用させるための手段だったんだろうな。
一回目は被害に遭わせて直後に優しくすることで懐柔。
二回目は目前で助けることで信用させる洗脳。
そんな話なのに被害に遭うのを見逃した件を追及されない。
見逃した本人も反省することも罪悪感を抱くこともなく読み切りは終了。
すっごいもんを昔の少女漫画は描いていたんだな。
主人公はIQ高い天才なので何であのタイミングでその登場人物が入って来れたのか。
次の時は助けたのか。
のちに悟ったよな。
してもらえなかったことを逆恨みする性格ではないし大人に対する期待と信頼を持ってない主人公にとってはやっぱりw程度の出来事だったろう。
こんなにも爽やか風に大人のエゴと計算高さを描かれたことでさらに醜悪さが目立つ話だった。
それにしてもひでーな。