いわゆるキャンセルカルチャーの怖いところは、私的制裁から社会的キャンセルまでがシームレスなことだ。
ジャニー喜多川は正規の手続きでは捕捉されなかった。「法が裁けないならおれたちが…」という仕事人の論理。ここに一つ分岐点がある。法の網のほうを繕うなり改良するなりしようとするか、人治情治の方に行くか。
ネットリンチとキャンセルカルチャーは別物ではない。暇アノンとかツイフェミみたいな全く話の通じない連中に目をつけられワーワーやられることが、社会的な地位を危うくすることに繋がっている。
東大名誉教授とかを擁する陣営の人は自分たちが暇アノンやら日本保守党みたいなアホ集団と同類だとは気づいてないだろう。
「仕事人」の跋扈がもたらしたものは「面倒な連中に目をつけられないように、何も言わないほうが身のためだ」という空気の支配だ。当のリンチ集団は自分たちの正しさのあまり誰も反論できないのだと自分で自分を騙すことになる。
言論によって正しさを求めた結果が、そんな無法の開拓村みたいな野蛮な状況であるのは随分と皮肉なものだ。
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毎度毎度左派リベラル苦言する私だけれど、さすがに日本保守党やらと「同じ」とは思わない。/ただ前者が一般のメディアに登場すらしないのに対して、後者はヤバい発言をしても変わ...