「『自分ではどうにもならないこと』を、あたかも本人の責任による問題であるかのように論じること」=自己責任論
「自分でどうにかできる範囲の、あるいは、そうすべき問題の原因がまるで他者にあるかのように考え主張すること」=他責思考
だぞ。そもそも、あらゆる問題の原因は自他様々でありうるけど(そしてどちらかが100%なんてことはほとんどない)利害関係のない第三者から見てその原因帰属をバグらせ、どちらかに過剰な責任を負わせようとする主張が出たときに、「いやいや、それは違わね?」と指摘するための言葉だよね。誤った使い方しなければ何の問題もないし、それって言葉の問題じゃなくて用法の問題。
(適切な例)
「(統計的に見て社会的な問題が明らかである氷河期の人に)就職や結婚は結局自分の考え方ひとつだから…」「そうやって自己責任論にするのよくない」
(客観的に見て特にひどく恵まれていないわけではないのに、自分の生まれや環境ばかりを悪者にぐちぐちと生きづらさを語る人に)「結局あなたを苦しめているのはその他責思考では?」
(不適切な例)
(社会と個人どちらに原因があるか判別がつきにくい問題において社会の問題点を指摘する人に)「そーゆーの他責思考っていうんだよねー」←言わない。増田が嫌いなのはコレでは?