ようやく夏が終わりの兆しを見せている。毎朝電車で湿った中年と密着する地獄からようやく解放されるのだ。
さて中年を罵倒する筆者も、サラサラセットしたセンターパートをベタベタにして電車に乗っているわけではあるが、今回は題名の通り汗を止める薬を紹介する。
その名もプロスパスである。有名なので知っている人もいるかもしれないが、これを読んで是非買ってみてほしい。
さて筆者がこの薬に手を出したのはまだ高校生だった頃である。美容院でとんでもない美人にあたり、緊張のあまり滝汗をかいたのがきっかけだ。あの日の絶望感は今でも覚えている。そして、次薬を飲んで行った時の驚きも覚えている。
この薬を1錠飲むと汗が8割減る。2錠飲むと9.5割減り、3錠飲むと唾液と涙までなくなる。
医者から処方箋が出なくても輸入代行サイトで100錠3000円で売っているが、100錠あれば半年くらいは持つ。
注意点としては、真夏に飲むのは1錠までにすること。35度の中汗をビタ止めしたら、20分で病院、1時間後には薬の効果で異世界転生できるからだ。
あとはコンタクトとの相性が悪い。ドライアイ持ちは我慢できないと思う。筆者も3錠飲んでいる時、美容院でブローの風が目に当たった瞬間、爆速でコンタクトが乾いて視力が0.001になった。
なんだか危険な薬にしか見えないかもしれないが、実際少し危険だ。しかし脱毛プチ整形に始まるルッキズム120%の今を生きる我々は、汗だくになるわけにはいかないのである。
気になった読者は試しに1錠飲んでみてはいかがだろうか。