2023-05-15

俺がゴミのような仕事をすることで、誰かがキラキラした仕事をすることが出来る

俺はそのことに幸せを感じるんだ


これを言う権利がある仕事を俺はしている。

その仕事についたことを滅茶苦茶後悔していたのだが、数年前に夢の中で俺がこの事に気づかせてくれた。

あの日から毎朝この言葉を口にしている。

俺の仕事は今の社会から無くならない。

たとえば俺がやっていたのが怪しい化粧品ソフトを売るしょーもない会社営業だったなら、俺はさっさと従業員扇動してその会社を潰してしまった方が良かったんだろう。

でもそういう仕事じゃない。

間違いなくクソだけど、今の形の社会から無くすことが出来ない仕事だ。

そしてそのクソさは会社のものより業種に端を発している。

同じ業界に居る皆がそのクソさに苦しんでいるけど、社会ヒエラルキー構造の中で富の奪い合いをした際に業界丸ごとボロクソに負けているから仕方がない。

この待遇じゃやってられないと皆が匙を投げたとき世界はただ音もなく崩れていくだけだろう。

誰かがやる必要がある。

その誰かを選ぶ手段就活という椅子取りゲームだというのが最高にクソなわけだが、俺はとりあえずそういう仕事についた。

この仕事は本当にクソだ。

やっているだけで自尊心が崩れていく。

こんなことを誰かがしないと世界が維持できないなんておかしいだろと叫びたくなるけど、無くなったあとの世界想像するとそこには地獄しか無かった。

から俺はこの仕事自分がやっていることに少しだけ誇りを持っている。

こんな仕事をする羽目になった自分人生は呪っているし、椅子取りゲームでここまで負けが込むような努力しかしてこなかった学生時代自分のことは心底恨んでいる。

でも俺が今この仕事をしていることで、誰かが椅子取りゲームの果てにこんな事をせずに済んだのだからと諦めようと最近は頑張ってる。

頑張ってるんだ。

自分を騙してるだけなのかもしれないけど、それで騙されてくれないなら自分はもうドンドン壊れていくって分かってるから

これはもう俺が始めた俺による俺のための俺だけのカルトなんだ。

うそれにすがるしか無いんだよ。

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