日本の高等教育予算がOECDの平均の半分しかないことは有名だ
本来は国が負担したっておかしくない教育コストを教育を受ける側の家庭の自己責任にされてきたので、
日本の子どもは平均的にみて教育が不足しているがゆえに大人になって低技能、低賃金労働に押し込められていると言える
だから国の教育予算を増やしましょう。教育国債を発行しましょう。という議論の正当性はわかるがしかし
仮にそれが実現されたとして、もう教育を受けるという年齢でもなくなってしまったおじおばの低スキルはどうやって解消されるのだろうか
国全体というマクロな視点で見ると、高度な教育を身に付けた優秀な若者が高能率で仕事をしてくれることにより国全体が豊かになるので、
トータルではおじおばにも便益があるのだ。という主張は一理ある
優秀な教育を身につけた若者は、上の世代はなんでこんな物を知らずスキルがなくて無能なんだろうと虐めてくるに決まっているのだ
上の世代の人間は自分たちの頃よりも良い教育を受けることができなかったんだ、彼らがダメなのではなく僕たちが恵まれているのだ
などという冷静で優しい視点を持つことができる若者は0.1%もいないだろう
既に教育の機会から外れてしまったおじおばの立場かすれば、むしろ今後も日本の教育がどんどん劣化していき、ばかで無能な若者をこき使う立場に立てる方が、むしろ心の平穏を保つことができるのかもしれないのだ
だからこそのリカレント教育やね 少子化で大学のポストはどんどん要らなくなってくるから大学の介護施設化が進んでいくと思うよ