全知の存在は究極の没個性、という話なんだろうか。でも没個性というのは『みんな』が同等の能力を獲得しているのが『普通』の時のものなので、神の如き全知は普通ではないと思う。
そもそも一つの分野で知識を極めた人が博士とか大学教授とかなのに、全ての分野で知識を極めることが果たして普通なのか。
もしくは増田の中では他人がみんな全知の存在だと信じているのだろうか。
自分にとって『分かる』は自分の脳の『いい感じのところにしっくり収まる』『次回から取り出し可能』という感じのもので、なので分かり方(理解の仕方)は人によって違うと思ってる。人と同じになっていくことはない。むしろ同じように理解しろと思うことがある(思うだけでちゃんと認識合わせするけども)。
全てを分かることによって達するのは没個性ではなく『悟り』なのではないかな。
自分は一時期色んな感情の分析をして理解して「もう悩むことがなくなるのでは?」との境地に至ったことがあるのだけど、全然全くそんなことはなかった。対処能力が上がっただけだった。
つまり他人は永遠に自分の意図とは全く関係ない思考や行動をするし、『他人』は複数いて同じ行動をするわけではないし、永遠に『他人』というカテゴリを分かることはできない。
あと人には「分からないを認めない(知ったかぶりをする)」「分からないままでいい」「分かりたくない」という考えを持つ人もいて、そういう人たちは増田のように『分かる』ことへの欲求が高い訳ではない。分からない奴は発言しないので目に見えないし、知ったかで発言してる奴も多い。なので、『みんな』『分かってる』かといえばそんなことはない。
俺は文章を書くのが好きで、なぜ書くかというと支配するために書いている。 これは自分の動機を色々な意味で乱暴に表現した言い方だけど、実際この通りで、俺は世の中のたくさんの...
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たにかわしゅんたろう
ネットにいるから「わかる」増殖を感じるだけで 世の中は「わからない」に溢れてると思う。
増田の言ってる「同じになっていく」っていうのはたぶん、エコーチャンバーとかホモソーシャルってやつのことなんじゃないかと思う。 同じコミュニティの中では、お互いに「わかる...
「分かる」というのは自分という主体に正しく判断させるということだ。 「わかって」いないと、フールペナルティ社会ではすぐにおいていかれる。特に、インターネットによる情報の...
「完全に理解した」を文字通りにしか理解できないタイプの人