大学生になったあたりから、自分をフェミだと思うようになった。私が何より問題視していたのは、女性の性的搾取である。詳しいことは割愛するが、多くのフェミの方が抱えている思想を私も振りかざしていた。
女子高でぬくぬく育っていたから、大学に入って男性の野蛮さに引いた。私は典型的な男性への苦手意識から来るフェミだった。男性への恐怖や嫌悪感が、言い訳のように「女性は守られるべき」という思想へ転じていた。
自信満々に「フェミニストです」というほどのガチフェミではなかったが、胸をアピールする女性が広告になっていたら不快感があったし、芸能人の軽めのセクハラ発言でさえいちいち眉をひそめていた。んだけども。
会社に就職してついに自分がセクハラの対象になった。でもその時、不思議と心に湧いたのは嫌悪感じゃなくて気持ちよさだったんだよ。「今自分は性的対象と見られている」と思うと、何故か楽しかった。自分の顔が「美人じゃないけど可愛げがある」タイプだったって、セクハラされてから知った。
自分がされて不快に思わない行動にいちいち怒るのもバカバカしくなって、フェミニストをやめた。
それだけの話です。
本当にフェミニストの方や性的被害者には申し訳ないと思っています。不快に思われた方はすみません。
私がこういうタイプの人間だった、というだけで、世の中の女性が全員こういうわけでは決してありません。セクハラ行為は絶対やめてください。