彼はとある擬人化作品のキャラで、めちゃくちゃ顔が良くて、料理が上手で、先輩に報われない恋をしている。
先輩は彼がゲイであることを執拗にいじってくるし、性指向をオープンにしているので周囲のキャラからもよくネタにされる。
周囲のキャラたちは擬人化元の年齢を反映すると百年以上生きている設定であるから、明治生まれのキャラが一昔前の価値観で性指向について語ってしまうこと自体は仕方がないかもしれない。
だが、どうしても推しキャラが性指向というプライベートな部分をいじられているのがかわいそうになってしまう。
また、キャラ自身の生まれに関係なく、キャラのセリフを書いているのは作者である以上、作者自身がわざわざいじるためにこの性指向の設定をつけたのでは?という気持ちもしてしまう。
作者が描きたいBLのためにモノに設定を付け足して、持て余したか性癖が変わったから投げて別のキャラを作っているように見える。
原作漫画自体はたまにチェックしているが、未だにゲイいじり自体は無くなっていないし、むしろいじり以外に出番のないキャラになってしまっていて、とても悲しい。
別にキャラがどんな性指向を持とうがそれは自由だが、擬人化作品で何も元ネタのない性指向の設定をひたすらいじられる役って、もうちょっと何とかならないのか……。
いまは舞台化に精を出しているが、さすがにゲイいじりネタがキャスト付きで堂々と行われるのはヤバそうだし、彼に舞台キャストが回ってくることはきっと無いだろうと思う。