車で買い物に行く途中、消防団の人達が消火栓点検をしている姿を見かけた。夫も消防団員なのだが、点検をしていたのは、夫の所属分団とは別の分団なのだそう。
「消火栓点検の日って、分団ごとに違うんだねえ」
と私が言うと、
「日にちが違うどころか、頻度も違うよ。ある分団は年に二回やるが、別の分団は二年に一度しかしなかったり。俺の分団は年一だな。どこに水源があるのかを皆で共有しとかなきゃだし」
と夫は言った。
「てことは、消火栓点検っていうのは、消火栓それ自体が問題なく使えるかどうかだけでなく、いざ火事が起きた時に消火栓の場所をすぐ見つけることが出来るように、訓練も兼ねてるってことか」
「そういうこと。つうか、そもそも消防団の仕事は消火活動っていうよりも水源の確保なんよ」
「それじゃ、消防団の初動が遅かったり、そもそも消防団が人手不足とかで集まらなければ、本職の消防士達の仕事にも遅れが出るってこと?」
「そうなるね。町の消防は消防で、給水車を何台か用意して、火事の規模によってはそれらを連結して放水に使うよ。でもそれは道幅が広い所に限られるわけ。市街地の狭い道路にはまず給水車は入れないし、消防署で持ってる消防車もデカイから入っていけない。だから、そういう現場では消防団の小回りの利く車で入って行って、そこの地理に明るい地元の団員が素早く水源を確保して、消火活動を出来るように準備するわけ。だから、実ははこんな小さな町以上に都市部の方が消防団の役割っていうのはでかいの」
「そりゃもう。ああいう所は消防車を待つよりも地元の消防団が駆けつけて消した方が速いからな」
「過疎化して消防団が機能しなくなると大変だね。いつだったか、某市で山火事があって数日燃え続けたことがあったけど、あそこら辺もかなり過疎ってる地域だよね。人手のなさが初期消火の遅れに繋がって、あんな大ごとになったってことかな」
「あそこの場合は消防団どころか消防署も人手が不足しているからな。一度火が出ちゃったらもう大変よ。なすすべがない」
などという会話をした。夫が消防団に入ってから十六年くらい経つが、消防団というのがどんな役割を果たしているのか、まとまった話として夫から聴けたのはこれが初めて。
初期消火の為の迅速な水源の確保。そんな重大な役割を消防団という地域のボランティア集団が担っているというのには驚いた。勿論、消防署の消防士も現場の地図を持っていて水源の場所は知っているわけだけど、地元の団員の方がいざって時に探し当てるのが速いとは。
ジェンダー平等違反なのでお前も消防団をやれ。
もう少し子供が大きくなったら、夫に消防団を辞めさせるために私が入団するのもいいかもしれないなー。 ちなみに、私がやる気を出すまでもなく、女性消防団員はいるし、「婦人...
消防団の男女比 男96.7%、女3.3% https://www.fdma.go.jp/relocation/syobodan/data/scale/
あんたらのいう男女平等っていうのは結局、女を潰すための無理難題なんだよな。やってみろよ、出来ないだろ? で堂々とだから女はw って叩きたいだけ。