2021-11-08

絵を見て何を読み取るか

印象派より前の絵画を鑑賞するのは難しいなーと感じていて、それは作品を読み解くのに背景情報コンテクストの読み解きがどうしても必要になってくるから

時代背景、技術的背景、画家ポジションや描いたタイミング作品の影響、モチーフ意味モチーフの背景に存在する宗教的意味権威権力との関係性、当時の風俗風習など、多角的な背景を読み解かないと、鑑賞できたと言えないんではないか、というプレッシャーがある。ハイコンテクストなのだ

現代ちょっとした絵にだって、こうした背景情報の読み取りが必要だったりするはずだが、同時代的・同文化的範囲内に自分もいると、前提を共有しているので、この読み解きをジャンプして飛び越えている。

現在のいわゆる表現規制や、オタク文化他文化の衝突には、こうしたコンテクストの不理解相互理解が関連しているように思える。

相手文化的背景を理解しないと、目の前の絵や言葉価値を正確に測ることができない。自分が目の前のものを「適正に」見ることができるとは限らない、ということになる。

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