最近のTRPGではPLのキャラクター同士で関係性を重視するものが多いと思う。
自分が遊んだシナリオもおそらくそのタイプのものだったんだけれど、結果から言うと相手PLがNPCにのめり込んで相棒への感情が然程ないまま終わった。
シナリオとしては二人のキャラクターがぎこちないながらも新たにバディとして結束していく、といったものだと思うがそのシナリオはひとりのPCに対してもう片方のPCに関係するNPCが多い。多いというよりは過去の関係があまりに多いのだ。
どれも過去の相方であるという。それはいい、作者的にもそのキャラクターたちの関係性を見せたかったのだろう。
そしてまんまと相棒PCがNPC達にのめり込み、感想もNPCに関するものがほとんど、挙句恋愛感情を今も向ける相手までいるのだ。
その上でコンビとしては程よくいい関係を築けるのであればよかったが、結局自分のPCがほとんど独り立ちした状態でシナリオを終わった。
同じシナリオを遊んだ周りの人間たちはお互いのPCとの話で盛り上がり続け、継続でも遊んでいるという。
どこまでのめり込むかは人によるだろうから、そこは別に構わないのだけれどあまりの差になんとなくもやもやし続けシナリオ自体に対しても拒絶的になってしまった。
NPCを大事にするシナリオは大いにいいと思う。自分もそれなりに楽しむこともおおい。
でも、相手ありきのシナリオのはずなのにNPCだけを重要視されると流石に悲しくなる。
向こうはいまだに楽しかったようでこちらのPCの事も好いているのかもしれないが、自分は当時の事を思い出すからすっきりしないままだ。