MVNOをやめてahamoにMNPで移行しようとして、非常に困ったことがあったのでメモ。
既存情報としてはここらへん。要するに本人確認書類と一字一句同じに入力しろということである。おれも本人確認に際しての審査落ちが繰り返し発生して、チャットサポートに問い合わせても契約関係の情報は参照できないとのことで原因がわからず、トライアンドエラーで何度も試す羽目になった。
で、そうして探り当てた理由は「本人確認書類と一字一句違わない住所を入力しなかった」ではなくて「本人確認書類と一字一句違わない住所を(システム上の都合で)入力できなかった」ということだったと考えられる。
郵便番号123-4567、イーハトーヴォ県モリーオ市ぎらぎらひかる草の波1丁目23番地45にある集合住宅の678号室におれが住んでいると仮定しよう。ahamoの申し込みフォームで郵便番号123-4567を入力すると「イーハトーヴォ県モリーオ市」までの住所が入力され、「ぎらぎらひかる草の波1丁目」「ぎらぎらひかる草の波2丁目」「ぎらぎらひかる草の波3丁目」を選択するプルダウンが表示される。丁目までの住所はこれ以外の方法では入力できない。ここまではいい。
問題は、おれの運転免許証に印字されている住所が「イーハトーヴォ県モリーオ市ぎらぎらひかる草の波1−23−45−678」であることだった。郵便番号からの自動入力が必須である以上どうやっても「丁目」表記を含んだ形式になり、免許証に書いてある住所と「一字一句同じ」ではなくなる。
この可能性に思い至り、「本人確認書類と申し込み住所が異なる」にチェックを入れ、eKYCを使わない方法で補助書類として住民票(こちらに記載されている住所は「イーハトーヴォ県モリーオ市ぎらぎらひかる草の波1丁目23番地45−678号」)をアップロードし、丁目以降の住所に「23番地45ー678号」を入力したところ、キャンセルされずにSIMが発行された。ちなみに「−(全角ハイフン)」はフォームのバリデーションで刎ねられ、「ー(長音符)」で代用せざるを得なかった。
免許証がハイフンを使って省略された形で発行されている状態だと、システムからどうやってもフェイク扱いされてしまうようだ。もし本人確認がeKYCのみで補助書類をアップロードできなかったら詰みだったと思われる。