気持ちはわかる。
だけど、ロスジェネのひとりとして言わせてもらいたい。
ロスジェネ冷遇の被害者はロスジェネだけじゃなく、この国全体に及ぶということを。
なぜって、単純な話で、ロスジェネは数が多いから。団塊に次ぐ人口のボリュームゾーンだ。
生まれてくる子どもの数は、出産可能年齢にある女性の数と不可分であり、ロスジェネが次のボリュームゾーンを作らなかったら何が起こるか、予測するのは何も難しいことではない。
それがわかっていた当時の厚生労働大臣が「産む機械」発言で理不尽に吊し上げられたのが2007年。
既に数年遅いが、そのころならまだギリギリ間に合っただろう。しかしながら、結局のところ何ら積極的な策は打たれず、日本の崩壊は決定されてしまった。
その結果、これから何が起こるか。
これから20年で、かつてない勢いで人口が減る。一方で、介護や医療が必要な人は大幅に増える。
今当たり前のことの多くが、当たり前ではなくなってしまう。
これはもう決まっていることであり、首相が誰かとか与党がどうとかでなんとかなる程度の話ではない。
移民で解決という人もいるが、衰退する国にどんな移民が来るだろうか。
われわれロスジェネは、薄給で団塊世代を支え続け、支え抜いた後に振り返ると自分たちを支えてくれる世代はなく、逆にロスジェネのせいでこんなことになったのだと罵られながら、死ぬまで薄給で自分自身を支え続ける運命にある。
これはもう決まっていること。どうすることもできない。
あのころ本気で子育て支援策に取り組み、ロスジェネの就業支援をしてさえいれば、状況は違ったかもしれないのだから、ロスジェネが恨み言を言うのくらい許してほしい。
許して欲しいならフェミニストに悪口を言うのをやめてください 人は叩くけど自分は叩かれたくないって調子よすぎるんですよ