小学生の息子が、自分が読んだ漫画の面白かったシーンを教えてくれる。
まだ低学年なので自分で本を買うと言うことはなく、学童保育においてあるマンガを読んでる。
古典的なマンガもあり、たとえば、忍たま乱太郎とかが置いてる。
昭和なマンガではありがちなのだが、貧乏属性を与えられたキャラクターが出てくる。それだけなら特に問題はないと思うのだが、その貧乏具合を笑いのネタにする描写があるのはドン引きする。自分自身が経済的に恵まれずに育っているので、笑えない。そのせつなさ、屈辱感、どうしようもなさを、笑いのネタにしていることに引く。
マンガで得た知識、感情、世界観がいくつあるだろうか。いわゆる"有害"図書のような規制は慎重にすべきだとは思うが、「その描写、貧乏ネタ、いる?」と思ってしまう。「貧乏から金持ちになることがテーマのマンガ」とかなら、貧乏描写は必然だと思う。それを過剰に笑いものにするのはいただけないが。一方で、ギャグ漫画のキャラクター属性の1つに貧乏という枠があって、貧乏っぷりを笑うという定型的なパターンはよくないだろう。ポリコレでも何コレでもいいけど、笑えずに寒い思いをしている人は多いはず。そして、うちの息子のように、そうした貧乏描写を楽しい話としてしてくる子どもにぞっとしてしまう。息子には、自分が幼少時代に貧乏だったので、貧乏をネタにする描写は個人的には笑えません、とやんわりお伝えしておいた。
笑い者にされたら傷つくという感覚。元増田のお子さんは傷つくことを知らず幸せに育ってるんだな。
こどもに本を読ませようと思っても 過去の名作は男尊女卑表現とかあって 読ませられないことにがくぜんとしたよ