ジェンダーギャップ指数が156ヵ国中120位というニュースを読んだ。
読み終わって出た言葉は、「そうだろうな」と「まぁいっか」という二言だけだった。
日々、何かに対して怒りをぶちまけている女性たちを見て、なんでこの人たちは毎日怒る事に飽きないのだろうと思っている。周りが全て敵かのように暴れ、疲れないのだろうか。
私は女に生まれ、女として育ち、今まで不自由だと感じたことがない。
それは野心や権力に興味が無く、美人でも不細工でもなく、そこそこ生きていくには丁度いい頭と身体を持って生まれたからなのだろうと最近思う。
例えば、
ストッキングに嫌悪感を感じたことはないし、ヒールがある靴に嫌気がさしたこともない。
生理用品のパッケージが花柄だろうがピンクだろうが何とも思わない。いつも同じ商品をカゴに入れてレジに持っていくだけだ。
上に立つ者が男性ばかりでも違和感はないし、専業主婦の女性に家事を押し付ける男性は普通だと思う。
心を無にしているのではなく、本当に気にならない。しかし、その考えを周りに言うこともない。わざわざ波風を立てて生きていくのは馬鹿だ。
毎月手取り20万円くらいもらって、そこそこ楽しく、独り暮らしでもそこそこ贅沢に、自由な毎日を私は生きている。繰り返される日々に危機を持たないといけないのだろうか。
ぬるま湯で育った私は、このぬるま湯から出る気などない。今のまま「そこそこ」な暮らしをしたい自分勝手な女だ。
報ステのCMに違和感を感じなかった私をどうか笑ってください。
わきまえているのではなく、ただ静かに生きていきたい女もいることをどうか分かってください。