2021-03-26

anond:20210325000102

少し真面目に考えてみたい。

結論から言うと、一般に「非モテは「障害」の概念とは相いれない」と考えられている、と思う。

そう考えられている理由は、以下のような点ではないでしょうか。

 ・「日常生活社会生活における制限」という障害概念に、広く当てはまるものではない

  =『確かに生きづらさはあるだろうけど、それ言ってたらなんでも障害なっちゃう』

 ・仮に制限があったとして、本人の取り組みで解消されうる可能性が十分にありうる

  =『話し方とか身のこなしに原因があるとしたら、皆多かれ少なかれ気をつけて直してるんだから、直るはずだよね』

別に茶化すつもりはありません。

LGBTに対する数十年前の理解だって上のように思われてたはずで、ここ数十年の努力LGBTの生きづらさが可視化され、また誤解が解けたことで人権問題として解決が図られるようになってきた。

それと同じ構図じゃないかと思ってる。

世の中をポジティブに考えると、「生きづらさの問題が徐々に解決してきたから、次は非モテ改善の番」という風になるかもしれない。

一方で、上に挙げた「一般的な反応」に対して、非モテとしてきちんと回答が出せずにいるような気がする。

どちらかというと、上の2点のうち主な論点後者かな。

LGBT場合も「直そうと思えば直るでしょ」という点が誤解だったわけですが。

そこをもう少しきちんと説明する必要があって、共感が得られるところまで持っていく必要があるのではないでしょうか。

実は逆の視点で、やっぱり「直せる」はずなのかも。

そうだたとしたら、「障害」に仮託するのではなく、「失業」に類するものと考えて解決を図るべきなのかもしれない。

必要なのはハローワーク」のようなもので、失業と同様に公的サポート機関必要なのかもしれない。

公的資金を投入するには、「社会構造的に生み出されるのが必然」ということを証明する必要があるけど。

記事への反応 -
  • 愛がそんなに素晴らしくて結婚と出産がそんなに望ましいものだと言うのなら非モテでキモくて愛も恋も結婚も出産も手に入らない俺みたいな人間は障害者ということにして税金とか医...

    • 少し真面目に考えてみたい。 結論から言うと、一般に「非モテは「障害」の概念とは相いれない」と考えられている、と思う。 そう考えられている理由は、以下のような点ではないで...

    • 友情で結婚すりゃいいじゃん

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