2021-03-14

実は、地元にクソでっけぇ震災来てメチャメチャになってほしい願望がある

同級生やその家族グシャグシャに崩れた自宅の前でさめざめと泣いているのを、自宅だったマンション瓦礫の山で配給の乾パンかじりながらボケーッと眺めていたい。

商品棚がスッカラカンコンビニで、絶体絶命都市みたいにレジカウンターの上に山積みにされている、善意の人々が店員がいなくても支払った料金をバレない程度に握り込んでこっそり貯金したい。

電気も通わなくなって監視カメラとかも機能してないことを確認したら未だにわだかまりを抱えてる同級生をこっそり殺したい。

スーパーの棚に残された人気のないラーメンをためらいなく食べて、初めて食べる味わいにちょっとテンションを上げてみたい。

倒れた電信柱の上を歩いてバランス取る遊びをしたい。

避難所指定されてる母校の小学校体育館に行って、思い出に浸りたい。

震災関係なく、おいしくなかったから食べなかっただけで賞味期限がとっくに切れた買い置きを非常食のように振る舞って他人感謝されたい。

ちょっとずつちょっとずつ復興する地元を見守りながら、これからこの街で起きた災害を忘れないように背負っていくとかインタビューでフカしたい。

俺は震災この街が終わってほしい。

  • こういう気持ちを代替するために、ある種の文学作品は存在するんだろうね。

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