2021-02-08

年収1200万以上の児童手当廃止愚策

まず私は、1200万に達しない貧乏サラリーマンである。なので別に高所得者から再配分するのは問題ないと思っている。

それでも、この政策はあまりにも酷い。それは、これが5000円以上に強い「子育てには支援しない」というメッセージ性を持つからだ。

前提知識として直近ホッテントリしていた

https://shel-kimura.com/2021/02/03/898/

の「控除から手当」をしっておいて欲しい。

「手当てするから控除を無くしますと言っておいて手当てを無くすのは詐欺」というのは正にその通りで、全く道理が通らず、これは政府の子育て支援に対して信用を無くさせる政策である。これにより、絶対子育て支援しないマンという印象付けに成功するわけである。スゴイ!

更に、人は得られたはずのものを失うことは、元々得られなかったよりも悲しみを感じる。例えば、一万円をもらった後一万円を亡くすのは一万円を最初から手にいれなかったよりも深い悲しみを感じる。その悲しみは2.5倍らしい。

児童手当は控除に比べると非常にシンプルいくら貰ったか分かりやすく貰えないことも逆に分かりやすい。そのため、貰えないことに対して感じる損失額は見かけより多く感じると思われる。また、たがだか5000円というが、不公平感を感じるには十分な金額である。例えば会社合併したとしよう。同じ職場で働いてても

他方は毎日300円の食事手当てが出て、他方はでなかったらどうだろうか?同じ仕事をしていても手当てが違うとなったとき会社から大事にされてないと思っても仕方がないのではなかろうか。

このように、たがだか5000円で子育て支援とは反対方向のメッセージを増幅させる児童手当は愚策である

さっさと累進課税増やしとけば良かったんだよ。

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