私はこれまでほぼゲイとして生きてきた。男のけつに入れたり入れられたりフェラしたりして、それなりにゲイの世界で性経験もある。まあゲイの人たちはノンケに比べて経験人数が多いので、私はあの中ではかなり少ない方だったと思う。
で、それはよくて、最近の社会の風潮を見てて思うのだけれど、なぜゲイの人たちは女性の味方みたいな括りで語られるのだろう。lgbtとかいうのもよくわからない。少なくとも私はレズの人たちと連帯感は持っていないし、同性愛者と女性が一緒になって男社会を打倒しようみたいな物語に私は加わりたくない。どうも私はフェミニズムというものが好きになれないし、何か精神の深い部分から湧き出てくる嫌悪感をフェミ思想に対して持っている。政治的に正しくないのはわかっている。でも自分の性格だからしかたがない。そして色々考えていると少し自分のセクシャリティもなんだか信じられなくなってくる。まあ私のことはどうでもよくて最近はやっている同性愛者がみんなリベラル臭のきついキラキラした人たちばかりではないことは知って欲しい。ゲイの権利がどうとかいってる人たちに、ハッテン場を徘徊してるキモオヤジが視界にはいっているかはよくわからない。
やっぱり思うのだけれど、セクシャリティと政治思想って混同してはいけないのだろうな。重なる場合が多いのだろうが、安易な決めつけはよくないと思う。
自分が男を好きになったのはもしかして女が嫌いだからなのかなとか思ったりもする。そうだとすると自分は哀れな人間なのか。あまり語られることがないけど、ゲイで女嫌いは結構な割合でいるんじゃないかな。私の思い込みかな。
フェミニズムとLGBTって元々相性が悪くて、TERF問題とか(なんなら今でも)色々あるんだけど、一応最先端のセクシュアリティ研究ではそれらを統一的に語って「同じ目的の元に連帯できる...