田中太郎さんと中川花子さんが結婚して一郎くんという子供を授かった場合、
[田中|中川]太郎さんと[田中|中川]花子さん、[田中|中川]一郎くん、すべての組み合わせが
少なくとも戸籍や家族である必要がある各種手続き上では家族だと正しく認識される必要がある。
マイナンバーの用途は法律で制限されてるようだから、突き詰めていくと
家族での利用を前提としたサービスなんかは維持が難しくなるかもしれないね。
俺は自分の家庭を持つつもりがないから対岸の火事として興味深く見てられるけど、
夫婦別姓を真剣に議論してる人たちはその影響範囲をきちんと認識してるのかな?
影響範囲がとてつもなく大きいし、都構想の投票にかかった費用なんて鼻で笑うレベルのコストがかかると思うが
それでも実現するべきものなのかな?
夫婦で同じ姓を名乗る必要があるとは思わないし、夫婦別姓に強硬に反対する人達の掲げる「家族観」には反吐が出るけど
夫婦同姓を前提に高々と組み上げられた仕組みを全て綺麗に解きほぐして組みなおす努力を誰がするんだろう?
夫婦別姓の必要性を説いてる人は、その仕事が自分に降りかかってきても「夫婦別姓は必要だ」って主張を曲げずに
その仕事をやれるのかな?自分の仕事じゃない、って逃げるのかな?
夫婦別姓ってのは低コストで実現できるならもちろん諸手を挙げて賛成するけど、
実現のためのコストが高すぎて議論にすらならないレベルだと個人的には思ってる。
総務省はマイナンバー普及のために一人当たり5000円配るような場当たり的な施策じゃなくて、
こういう方向から扇動すりゃいいのにと思うけど、総務省の人事権握ってる政治家が夫婦別姓反対である限りは
無理な話なのかな。