勤務を終えた。賃貸の解約と住所の変更など諸々必要だが、破滅的な思考を理由に行動を起こしていない。要するに、虚無的である。生死を自然に放り出しているような状態だ。
具体的な計画、具体的な努力でも書いてみようか。俺はこのまま破滅する。しかし、実感はない。多かれ少なかれ人間は皆破滅に向かうのだ。それを自覚するか無自覚でいるかの違いでしかない。
ここ半年間は賃貸で籠り切りだった。あんなにも就業を嫌っていたのに、時間と余裕を与えられても、思考ができない。どうせ死ぬのなら、診断を受けてこようか。どうせ精神医学は信用できない。いや、信用されるために診断を貰う。そんなバカなことあるか?言い訳にでもなるのだろうか?
考えることにも飽き飽きしてる。俺はギャンブルすらできない。
こんな文書をここ数年は何度も繰り返し書いてきた。世界の始源に対する憎悪が膨らみ、しぼんでいく。その繰り返し。飽き飽きして考えることをやめる。だから賃貸は解約できないし、何もできない.
誰か助けてくれやしないか。いや、脳がダメだ。知ることは不可逆だ。
不条理への諦念。
不慣れな読書を始めたこの一年と半年で進歩したことは、死ぬことに関して考えて憂鬱にならなくはなった。しかし、生きることが憂鬱であることには変わりがなかった。