こんなダラダラした長文で初心者がわかるか?
仕方ないから俺がAI時代の将棋の真の楽しみ方を教えてあげよう。
とりあえずAbema基準な。
Abemaの将棋チャンネルは評価値をパーセンテージで表現していて初心者にも分かりやすい。
オススメです。
これが目安。
55%-45%とかならほぼ互角。
5%程度の変動で一喜一憂していると疲れるぞ。
気楽にいこう。
たとえば「パッと見えるうちのどの手を選んでもだいたい60%」と
「唯一の正解を指せば60%だけどそれ以外なら40%」とでは
だいぶ状況が違うことがわかるだろう。
特に「唯一の正解」というのが人間には指しづらい手だったりすると
実質的には「40%」で劣勢だということになる。
つまり60%の状況で何か指して40%に下がってしまったとしても、
それは「大悪手」とは限らなくて「本来の状況に戻っただけ」かもしれないのだ。
ソフトが示す「最善手」は思わず「正解」扱いしてしまいがちだけど、
今年のソフトは来年のソフトにボロ負けする程度の実力しかない。
ソフトが言う最善手とは「ここから先の十数手ぜんぶ俺が言うとおりに指したら勝てるで」というものかもしれない。
いわば「ここから崖をよじのぼって細い桟道を時速100kmで走り抜ければ近道やで、でも一歩でも足を踏み外したら死ぬで」みたいなもんだ。
そんな手を指せば人間は死んでしまうので違う手を指すしかない。
それはけっして「悪手」ではないのだ。
数値上は90%-10%でも実は「一手違い」ということもある(たぶん)。
つまり一手でも遠回りすれば相手側が逆にこちらを詰ませてしまうかもしれないのだ。
しかもその詰みが人間には気付けないようなものだったりすると、ぜんぜん別のところを指したりしてまた詰みが消える。
そうなると評価値はあっちへいったりこっちへいったり大揺れしてしまう。
これは「互いに悪手を指しあっている」のではなく「なーんか人間の知らんところでソフトがちらちら変なもん読んでんな」くらいに捉えておこう。
評価値のちょっとした変化に囚われすぎることなく、解説の棋士の一週間の予定でものんびり聞いていよう。
ちなみにAbemaのコメント欄でパーセンテージが1%でも減るたびに「やらかしたあああ」「悪手きたあああ」などと騒いでいる人たちはわかっていてやっているので気持ちよく無視しような。
あなたの言っていることは正しいが、所詮非将棋ファンなんてのは藤井の指し手とAIの一致率見て「藤井すげえええええ相手の棋士ザッコwwwファンタwww」したいだけなのであなた...