要するに教員を細かい雑用をさせずに済むように雇われたようなんだが、存在価値が微妙。電話番をさせるにしても、資料の印刷をするにしてもある程度学校の内部事情に通じていないと、いちいち分かっている人が指示出ししたり教えたりする羽目になる。
私も学校関係者だが、こっちが仕事を終える頃にぞろぞろと職員室に戻ってきて本気でデスクワークを始める教員の仕事のペースに合わせていられない。スクールサポーターさんはアルバイトみたいなもんだからもっと早く帰ってしまう。いっそ午後に出勤して夜8時とか9時まで働く設定にしておいた方が先生たちの雑用を減らすという目的に合っているのではないかと思う。
私はここの仕事を始めて3年目だが、それでも教員じゃないと分からないルールみたいなものは把握できないし、校内で名高い問題児や不登校児の名前を覚えるには時間がかかる。家庭の事情で時間どおりに来られず、住んでいる施設から連絡が来たらこっちからお迎えを出さねばならない子もいるのだが、当然のように向こうの施設の担当者が連絡してくると「お前ら何様?」と思う。でも、そういういろいろなケースを把握してやっといっちょ前の電話番として認められる。
ましてや訳も分からず職員室に座っているサポーターさんにこの電話と闘えとは言いにくいんだが、こっちも電話番以外の仕事がいろいろあるし、電話に時間を取られると他の仕事が進まないので「頼む〜、電話取ってくれ〜!」と念を送ることしかできない。
できれば内部事情をよく知ってるOBやOGに、短時間で気楽にできる仕事として来て欲しいのだが、内部事情に詳しい人は教員の仕事のブラックぶりをよく知っているので来やしない。わざわざ教員とか副校長が自分でやらなくても良いんじゃないかと思う仕事は多々あるが、とにかく学校の仕事内容を分かっていないとあまり役に立たないのだ。
ということで、アルバイトみたいな腰かけ感覚の人を雇ってもあまり教員のブラック労働は解消しない。別に今いるサポーターさんが無能とか言いたい訳ではないが、学校の内部事情とか電話してくる関係者がどういう人かとかいろいろ覚えてもらうまではなかなか戦力にならないんだろうなと思う。
なるほどねー。 教員の内部事情は初めて知ったので興味深かった。 派遣社員やアルバイトを臨時に雇う企業みたいなものかな。 理想はIT化、IT化、IT化による効率化だけど、プリントで...