民主党政権誕生の頃から現在まで政権与党vs野党の構図になっていたけれど、ここに来て自民党政治の伝統芸である内閣vs自民党の構図が復活するだろう。
自民公明政権に戻ってからは、自民党は安倍政権に乗っかって行けるところまで行く作戦だったように見えるけれど、ここに来て新型コロナウイルスという大きな障害が発生した。
さらに、自民党総裁の任期が2021年の9月ということもあり、そろそろ次の総理大臣候補を作り上げたいところでもある。
元々、安倍晋三は自民党総裁選の出馬はしないという立場もあり、これから安倍、麻生は国民の敵となり自民党内からニューヒーローを作りだすだろう。
内閣vs自民党の構図を演出することで野党は蚊帳の外に追いやられる。
私利私欲にまみれた自民党議員が安倍政権をパージするようなまねが出来るわけないと思うかもしれないが、いざとなればそれが出来るから自民党は強い。それが出来ないから野党は弱い。
新型コロナウイルスへの対応で、特に目に付きやすい生活保障の現金給付や経済対策の商品券あたりは、これから内閣vs自民党の構図になると予想する。