最近飲み会で、何かの流れで朝日新聞の話になったんだけど、「ああ、朝日新聞って反日だよね」「そうそう」みたいな会話が普通に飛び出して、正直びっくりしてしまった。これまで「朝日新聞は反日」みたいな認識を持っている人ってさすがにネットの中の一部の人だけだと思っていたのだけれど、うちの会社の普通の社員たちからカジュアルにそういう言葉が出てくる時代になったんだなと。
でも、確かに考えてみると、普段目にするTwitterやヤフー掲示板では当然のように「朝日新聞は反日」「民主党は反日」「左翼は反日」といった意見が目立っている。そしてそういう意見にたくさんの賛同がついている。となれば、そりゃその考え方が世の中のメジャーになるよな、と。
ネット上のそういう意見に対して、朝日新聞も民主党勢力もまともな反論なり訴訟なりを起こすことなく、あくまでネット上の便所の落書きみたいなものだと軽視してきたことが、今になって最早変えることのできない世の中の風潮と化してしまったんだろうなと思った。左翼はネットを舐めてたんだと思う。きちんと反論や訴訟、時には工作を行わなかったせいで、取り返しのつかない場所に追いやられてしまった。ここまでナチュラルに左翼=悪という空気がネット上に出来てしまったら、もう挽回するのは無理な気がしている。
言うて「ネトウヨはアホ」という価値観も広まってるし…