Nという作家は、成功していると思う。順調に作品を世に出し、受賞歴も華々しい。
私はデビュー作からリアルタイムで欠かさず読んでいる。そして思う事がある。
しかし、ある短編集で明らかに描写が変わった。女性である私からすると、それがまるでラノベ。
いきなり、生々しく現実的な作家の個人的な女性像が出現して、私は、げぇ、と思った。たまたま変えたかと思ったが、そこからずっとその路線に変わってしまった。
まるで女性をラノベでしか知らない男みたいじゃないか、若い男性作家としてこれは恥ずかしくないのか?誰か言ってやれよ?と思ったが、作家Nはその後も順調に受賞し作品は映像化されている。その他にも、堅苦しかった作風には、お金になりそうな、売れる要素が加わるようになった。息抜きみたいなシーンだ。テーマは変わらないから、商業作家としての成長なんだろうなと思うし、てか私どの身分なんだよ。
とにかく、私は好きなのだ作家Nが。それなのに、ラノベ臭のする女性描写が出てくるたびに、がっかりする。ださい。この人本当はゲイなのか?筋金入りの二次元オタなのか。生身の女性と恋愛できないのでは?みてはいけないものを見てしまった、イケメンのチャック全開みたいないたたまれない気分になる。
周りの人は言ってあげてほしい、いや私が意を決して手紙でも送るべきか。あなたの描写、女性からするとまるでラノベで萎えるんです、と。
なんで女って女描写にブツブツ言いながら男の作品読みたがるんだよ
どういうジャンルの作家?
ラノベに登場する女性キャラは一パターンじゃないけど、主にどんなパターンの女性像なんだい