2019-10-31

シャーシャーはなちゃん

うちに来てくれたこ

はなちゃんは、シャーシャーねこちゃんだ。一緒に暮らしてもらってからもうやがて満5年になる。2015年2月21日に家にきてくれた。ねこの日と、僕が大好きな、亡くなった男の子2ちゃんねる降臨した間の日を選んだ。

触れ合いのない暮らしについて

いちども、(ただの、ではなく)ほぼ、いちども、触れていない。指先で、2、3度ちょいちょいした覚えがある。その瞬間にはなちゃんは総毛立ち身をすくめ、僕が身を引くといくつかの怯えた眼差し姿勢の段階を経て、同じ住まいの僕からいちばん遠いところへと隠れていった。

ねこハリネズミ問題

はなちゃんは、人が嫌いなのである10代の頃は歩く尖ったナイフと、20代では人形ヒトガタをしたハリネズミ、30代では「まだ衰えないか」と陰に陽に呼ばれた僕は、だからはなちゃんのことがある意味わかる。いや、わからない。ねこのことは人にはわからない。

美人さん

はなちゃんは、美人なのである写真を見せたい。しかしここは増田なので見せられない。実に残念だ。

くーちゃんを奪い合う

そのはなちゃんは、僕がくーちゃんのことを抱いてなでなでしたあと優しくリリースすると、自分のほうに歩んで挨拶にきたくーちゃんのことを、丁寧に毛づくろいする。

はなちゃんは、いいお姉さんだなあ」と、しばらくの間は思っていた。

どうやらそれは勘違いしかった(いいお姉さんであることは、それはもう、間違いない)。毛づくろいの間、はなちゃんは僕から目をそらそうとしない。はなちゃんは、僕のことが嫌いで、むしろくーちゃんから下僕匂いを消そうとしている可能性が高い。

負けは宿命付けられている

はなちゃんは「だいすきなくーにゃん😺」「はな姫のくーちゃん😺」と思っていることだろう。くーちゃんは、はなちゃんにあやされるとき、いつも「ふにゃふにゃ😺」と満足そうな顔を浮かべる。

おれの負けである

祈る下僕

それでもいいのである10下旬を迎え、部屋に3箇所(どこでも一番好きなところでリラックスできるようにと)仕掛けた「ほかほかのわな」、人間界でいうホットカーペット(小型)の上で、はなちゃんが落ち着いているのを離れた場所から見ることがある。はなちゃんは、小さいころの外暮らしでずいぶん辛い思いをしてきたに違いない。はなちゃんはもうそろそろ「自分が雨に濡れる」感覚を忘れてくれただろうか。

おれのはなちゃん😺

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