俺は高校生の頃、一部の同級生達や家庭教師に勉強できないのをすごいバカにされてた。悔しかったけど全然勉強する気になれず、ただ高校や家庭教師の時間が過ぎるのを待っていた。そしてなんとか耐えて高校からも家庭教師からも解放され進学。大学は早稲田もマーチも落ちたから駒澤大学だ。進学はできたけど、時々夜になるとあの頃言われた事を思い出して悔しい気持ちになる。でも今から何をやってもあいつらを見返すことができない。俺がどんなに頑張って結果を出しても、あいつらの記憶のなかでは勉強ができず何も言い返せずただただ黙るしかない無様で哀れな姿のままなんだから。人生には年齢ごとにやるべきことがあるんだ。それをやらないと一生後悔することになるんだ。後から取り返すことはできないんだ。高校生の問題は高校時代に解決しないとダメなんだ。今はダメだけど後から見返してやる!と思ってもダメなんだ。悔しい、悔しいよ。くそー。でも見返せないのを理由にして勉強しないのは言い訳っぽいから大学の単位はちゃんと取ってるし中退もしないつもりだけど、未だにあの頃の俺が勉強頑張ってあいつらを見返してる妄想をついついやってしまうんだよな。本当に情けない。
おまけ。奴らに言われたこと
「頭良さそうな顔してるのに馬鹿なんだね」
あとふざけて名前を忘れたフリされたり「誰だっけ?」とか言われた。絶対知ってるのに。彼らによると何の特徴もない奴だからしょうがないらしい…俺は「お前らだって大した特徴ないだろう」と思ってた。
「もういいから、考え込むのやめてくれる?どうせ出来ないんでしょ」
「〇〇君、僕が教えに言ってる女子校の子達に似てる。ちなみにその学校、スッゲー馬鹿なんだけど」
ああ。
見返すとかどうでもよくない?復讐に燃える人のしょうもなさと一緒で、過去に囚われすぎなんだよ。 人間は全員未熟なもので、だが他人も自分も常に変わっていく。だから人間は実は...