いろいろなベクトルがある。
その中でも、才能無いくせいに有能や優秀と言われ、それなりのポジションを取れる人間の苦悩を紹介する。
1、どこでもNo.2
発言力があり採用されそうな案を見つけることが出来る。言い換えれば、「答え」に決まる流れを見極めることができる。その「答え」に乗っかり、広げ、自分の立場を確立することができる。だから、あたかも理解力のある有能社員を演じることは出来るが、0から1を産み出すことが出来ないことに壁を感じる。その壁に無能感を感じる。
大抵の人間は天才と言われることはない。有能と言われる奴らもそう。誉められる割には天才とは言われない。だが、なにをやっても割とできる。だから、自分は天才なのではと思い、何かに挑戦してみては反響を得られず無能感に苛まれる。
3、全力を出すことに抵抗がある
出来ないことに直面してしまうと今までの自信が揺らぐ。無意識にしろ意識的にしろ、出来ることの中で物事を決定しそれなりの結果を出す。上手く行かなくても言い訳を残すことができて自我を保てる。
4、上手くいかないことを周りのせいにしがち
中途半端に成功経験がありプライドもあるから、自分に責任が有ることでも周りの見る目が無かったりタイミングの問題だったと結論付けがち。でも、やっぱり自分が凡才だからと冷静に見つめ直す事もできるから、そのギャップに鬱になる。
5、やればできると言う言葉に左右されがち
大抵のことはやればできると思ってる。でも天才は、やらなくてもできる力を持ってることを知っている。その差が埋まらないことに無力感を感じずにはいられない。