最近、マンガの感想まとめとか読んでいると、びっくりするようなコメントを散見する。
漫画は絵があるから理解しやすい、というのは本当ではないらしい。
具体的には、
①物語は作者の意見の一側面であって、普遍的な真実を定義するものではない、ことが分かっていない。
②作中の人物の役回りと、その役回りを元にした発言の意図を、客観的にみられていない。
ような場面によく出くわす。
②は謙虚に意図を他の人と話題にすれば良いし、③は批評家にありがちではあるけれど、
僕らはいろんな考え方に触れながら生きていて、マンガも小説も映画も表現手法の一つにすぎない。
でもそれは登場人物にとっては正しいこともたくさんある。
そのギャップが、物語の中を生きていない僕らの心に刺さるのなら、その物語はきっとキラキラしているのだ。
だから、理解が及ばなくともこれは物語なんだと理解してほしい。
そして、どう感じたかを語ろう。
例えば「差別をしてはいけません」という文脈をストーリーで構成するためには 絶対に「差別する人間」を登場させなければならないのに 「差別する人間」が出てきただけでこの作者は...