さすがに訃報と朗報を間違えるのはありえんと思ってたら、意味が理解できていない子たちが当たり前のように使い始めて驚いた。
意味はわかるけど書き方がわからないってのは、まだいいと思ってる。
そんなのはツールが当たり前になってしまった現代なら仕方ないと思わなくもない。
が、文字の意味もわからないで流されるように訃報を朗報と勘違いしているのは、ダメだろう。
おそらく朗報ですらコピペして貼り付けてるレベルじゃないのか?そもそも読めていれば訃報と朗報は間違えないだろう。
会社の若い子も似たような間違いを起こしたので、「面倒くさいかもしれないけど、辞書を読んでみると良いよ」と伝えてみた。
「スマホの辞書でも良いですか?」と聞かれたので、もちろんOKと答えた。
しばらくしてから「今まで知らない漢字も多かったけど、意味もわかってきたら書くのも楽になってきました」と感想をもらった。
難しい漢字を知っているだけで、物知りと言われたりするようだ。昔ならそれほど珍しくもなかったが、今はそういうのでも良い印象を与えるようだ。
結局、何が言いたいかと言うと、文字の意味を知らずに大事な言葉を間違えて使用してしまうのは避けろということだ。
訃報と朗報、こんな意味が全く違うものでは不要なトラブルが起きかねない。
そうならないように一般的な知識は身につけて置かなければならないし、そもそも自分がバカにされるのを防ぐこともできる。
ぎっしり詰め込めとは言わない。しかしツールに頼ってばかりで無知識でいるのはいけない。
辞書を全部読んで「覚えろ」とも言わない。
辞書なんてのは、気になる文字などから調べていくうちに興味をもてば勝手に知識は手に入る。
たまたま、うちの若い子は辞書を読んでみたら、うまいこといっただけだろうから。
でも、ググれば分かると検索する時も漢字自体をコピペするだけでは、意味もろくに記憶できなければ、いざというときに書くこともできない。