二次創作小説、つまり「既存の作品のキャラや設定を借用して独自のストーリーに仕立てた小説」が著作権的にアウトかっていうと、わりと懐疑的で、実はかなりセーフだよ、権利侵害じゃないよ、という見解も出てるんだけど、あんまり知られてないっぽいので紹介しとく。
・著作権法でいうところの「二次的著作物」と、世間の考えてる「二次創作」はイコールではない。
・キャラクターや設定はアイディアであり、アイディアは著作権で保護されない。(保護されるのは「創作性のある表現」)
・漫画やイラストは元作品の「表現」を使用するので侵害と見なされうるが、小説の場合は元の作品の文章をまるまるコピペでもしなければ表現の創作性を侵害したことにはならない
(原作の決めゼリフとかばんばん使いまくるとどうなるかは不明)
素人なのでざっくり書きました。
このへん読んでね:
『「二次創作」文化を巡るアレコレ―二次創作と著作権の曖昧な関係」』
http://repo.kyoto-wu.ac.jp/dspace/bitstream/11173/2441/1/0150_011_003.pdf
『ハリー・ポッターの続編小説を勝手に執筆してもいいの!?~小説の登場人物の著作権にまつわる話』
https://www.innovations-i.com/column/bon-gout2/1.html
https://business.bengo4.com/practices/553
『二次的著作物とは』
https://chosakuken-kouza.com/kihon/nijitekichosakubutu.html
https://blogos.com/article/66594/
なのに二次創作文のが黒く見られがち
って事は商業で勝手に他社作品のノベライズ出版しても問題なし、って事になるが