とてもとても好きな人がいた。
けれど一つだけ、たった一つだけ引っかかることがあった。
いまになってみると、その人は私のことなど大して好きでもなかったんだと思う。
苦しくて苦しくて何度も突発的に死のうと思った。死ななくてよかった。
けれど当時はきっとわかってくれると希望を繋いでいた。
会って話すと泣きそうだし、LINEだとその人はすぐ怒るしで、手紙を書くことにした。
論文書くときの感覚が染みついているからか、1つのことを主張するのに10000字くらい使ってしまう。
研究者の皆さん、そうですよね?
手紙はめちゃくちゃ長くなった。
返事は来なかった。
同じ腱鞘炎になるのなら論文を書いてなる方がよかった。後悔していないというと嘘になる。
研究者ではない友人にこの話をすると尋常でないくらいにウケたので、ここでお焚き上げして新しい年を迎えたい。
研究者の皆さん、いくら感情的にならないようにしようと思っても、論文のノリで恋文を書いてはいけません。
■長っ 引くわ
□いやこれでもう別れるんやったら、アレもコレも伝えときたい思うて
□〇〇をやめてほしい理由 で3節 1章ある
□何が君にダメージになるねんって言われたから、「ダメージのかたち」で1章
■面白すぎる
□「どうしてほしいか」でもう1章やねんけど
なんで
ここ泣くとこやん 泣きながら書いたのに
■ええー 声出して笑うたわ
□そんなに受ける?
■真剣やのにごめん
□渡したら受けるかな
封筒に入らへんねん
■あたりまえやん
□赤入れられて書き直し言われたりして
かわいそう
うんち
とりあえず、TeXで書け
この底辺研究者が Hodgkin&Huxleyのconcise且つhigh & mightyな論文を見習え
つーか日本の文系研究者って3分の2くらい抹殺しても世の中に悪いことは起きなさそう