横だけど、音楽というのは世界観、人間性、コンテキスト、そういったものから逃げられない存在だと思う。
いかに音楽それ単体で評価しようとしている人でも、それらの影響を無意識に取り込んでいる。
その事実をシビアに受け入れるなら、却ってその部分を積極的に音楽の評価に取り入れようという姿勢も正しい。
そう考えた時、世界観や物語性を魅せることに長けたハイコンテキスト文化の申し子であるアイドルに一目置けるようになる。
そういう流れを汲み取って聞けば、アイドルがくり出してくる曲にこそ、重いパンチを感じられるはずだ。
アイドルの曲は、意外と反権力的で、メッセージ性が強かったりする。知的な人は、知的に受け止められる。
もちろんそうでない人も、そうでない表象的な受け止め方ができる。
それらが入り混じった混沌とした悪趣味さこそが、アイドル音楽を音楽たらしめている。
仮に陳腐な音作りの曲だったとしても、そこに哲学的だったり虚無主義的だったりする意味を見出だせる。
しかし実際には、(アニソンなどもそうだが)プロのスタジオミュージシャンが作っているものなので、品質は安定している。
逆に、一端のバンドでは表現できないような多様な音楽表現を見せてくれて、曲によってはその音楽ジャンルの専門誌で取り上げられるような事もある。
音楽好きは「総合力」なんて興味がなくて、音楽一点突破だ。 その判断でいけば、日本のアイドルを聞く必要は99%ない。 歌やダンスが上手いアイドルなんてカラオケが上手いタレン...
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なるほどハイコンテキスト。 きゃりーぱみゅぱみゅが騒がれた時みたいなものだろうか。 確かに俺はコンテキストへの理解はゼロだ。 流れて聞く曲が全てで、バントメンバーの容姿し...
アイドルの楽曲が奥深いというのは一アイドルヲタとして賛同するけども、歌と音楽は結構別物で。 自分は音楽については音色やリズムが聞いてて気持ちいいかどうかが評価の大部分を...
幸福論のころの椎名林檎とか、最近だとYUIとか、美人で売ってるけどぜんぜん聴くし。 全然最近ではないので、10年以上新しい音楽で聞くものはないという事でいいよね?