男性の賃金が高く、女性の賃金が低かったのは、製造業の時代だったから。
サービス業の時代になって、低賃金でサービス業に従事する女性労働者が増え、工場閉鎖などで元工員・サービス業に向かない男性失業者が大量に出ている。
これからはファイナンスやソフトウェアのエンジニアリングに強い高度頭脳労働者・資本家・経営者が性別を問わず(と言っても男性率は高いままだが)すべての富を手にして、
中流以下の男女はみな生活レベルが下がる。なぜなら産業構造が変化したから。凡庸な男性の賃金が優遇される時代は二度とこない。なぜなら製造業の時代ではないから。
これは結果の話であって、施策の話ではない。
この結果に伴って未婚率があがり、出生率が下がって社会の維持に問題が生じるならば
その中で「富を手に入れても女性は結婚しない」という原因があるのならば当然、
それに沿った施策として「女性の賃金を抑制する」という方法も選択肢に入る。