いや、まじめな話。強姦と和姦の間にはグレーゾーンがあるので、超えるべきでない点を誤って踏み越えてしまうことは善男善女にもありえるだろう。別れ話をしている恋人とか、飲みすぎて自制心を失ったときとか、相手の意思を見誤った友人とか、気持ちが離れつつある夫婦とか。
レイプが魂の殺人、と呼ばれていることは知っている。でも、悪質なレイプで、精神科医にかかるようなトラウマが残ったら、強制性交等致傷罪が成立して、量刑は変わる。ここで考えるべきは、深刻なトラウマが残らなかったケースに限定されるわけで、それでも最低五年、ってのはどうなのかなって思う。強盗との均衡を図ると言われているけど、強盗にはグレーゾーンがなく、反社会的行為であることが明らかなので、量刑の下限で強盗と均衡を図る必要がそもそもあるのか疑問。
あと、暴行罪との違いも大きすぎるように思う。相手をつい誤って暴行した場合は、2年「以下」の懲役で、性行為に及んだ場合は5年「以上」の懲役、っていうのはどうもバランスが悪いように思う。そりゃ殴られるより性行為を強制されるほうが衝撃は大きいけど、2年以下と5年以上って。。。
これは、私だけの突飛な議論ってわけじゃない。
(法定刑の下限が5年の)強盗との均衡を考えると、強制性交等罪(旧強姦罪)の法定刑の引き上げは妥当に思える。
しかし、この不均衡は強盗罪の法定刑が重すぎるせいと考えることもできる。
そうであれば、強姦罪を引き上げる方向でなく、強盗罪の法定刑を引き下げる方向で揃えるべきだったという考え方も成り立つだろう。
痴漢冤罪と同じような構造が成り立つ話なのに、痴漢冤罪には敏感なはてなーが某ツイッターのコメントで吹き上がってたのが疑問。モテなくても痴漢冤罪の被害者にはなるけど、親しい異性がいないと強制性交罪冤罪被害者にはならないから、はてなーには関係ない、ってことだろうか。かわいそうに。。。
別れ話をしている恋人とか、飲みすぎて自制心を失ったときとか、相手の意思を見誤った友人とか、気持ちが離れつつある夫婦とか。 どんな条件であれ、相手の意思を踏みにじって暴...