先月、休憩中に同じフロアで働く自分より一回りも年上の中年のおばさん社員に「あなたyoutube使ったことある?」と聞かれ「はい」と答えたら、「音楽をさあyoutubeでダウンロードしたことある?」と聞かれてもしやこれは違法ダウンロードのことかなと思い「してません。好きなアーティスト応援したいので、CDを買ってます。違法ダウンロードはいけないと思うし、アーティストにお金が入ってほしいのでやってません」と答えたら、不服そうな顔で「ふーんあっそう無料で聞けるし、違法だけどみんなもやってるし…」と答えてそれ以上会話が続かなかった。
これまで、漫画村の問題で取り上げられていたのは、利用者の多くがお金がない中高生やマジコン世代の子供たちだと若者がやっているとされていたが、そうではないのかもしれないと先月のおばさん社員の会話で思った。このおばさん社員は、これまでガラケー族でここ最近スマホに切り替えたらしくスマホで初めてのネットショッピングやyoutubeを見るようになり時折スマホの操作で分からないことがあったら私に訪ねてきたりしていた。長年この会社に勤めてきちんとした役職について自分よりもよい給料をもらってるであろうおばさん社員でも、無料には目がないのである。もしかしたら、音楽に限らずこのおばさん社員は、漫画村みたいなものに手を出すのは、時間の問題かもしれないとなんとなく思っている。
これは、ただ私の周りであった出来事の一部であり一概にいえないかもしれないが、世代を問わずたとえ違法であってもみんながやっているという赤信号みんなで、渡れば怖くない精神の持ち主が一定数いるのだろうと思っている。