最低限を抜け出した人間は過去これまでに無いほどの豊かさを手に入れている。
私達は最低限のモノ(例えばスマホ)を手に入れたとき、人類史上最高の豊かな生活を得たと言っても過言ではない。
ただ、情報を手に入れる方法やそれを活用する能力が欠けていれば、一気にどん底に堕ちていく。
問題なのは考える時間がいまだかつて無いほど減少ていることだ。
自分を成長するために使うべき時間に、不法に安い賃金で働いたり、SNSを使った自尊心を満たすだけのツールに勤しんでしまう。
労働についてはようやく60年代的価値観が失われつつある。これから数年のうちに大きく労働環境は変化すると予想している。しかし、現在を見てみると時間をもっている人間とそうでない人間がはっきりと別れてしまっている。
時間をもっている人間でも、SNSによって時間を失う人間も多いように観察される。
SNSは使わせる側(提供者側)が十分な時間とノウハウを集めた結果生まれた集客装置なのだから、利用者はのめり込むのは当然だ。
そして、考える時間は減っていく。
考える時間が減っているのにも関わらず、膨大な情報が私達の手に持っている小さな端末に送られてくる。
自分の脳の処理能力を超えた情報を処理するためには考えないという最悪の手段をとる。考えないことを続けるとそれが癖になって考えるという行為を忘れてしまう。
私達が最低限を手に入れるハードルはここ300年ぐらい何も変わってない。だから、豊かさを手に入れた人と比べると、相対的な差は広がっていくばかりだ。これが今日の目に見えている格差の正体なのだと思っている。
娯楽は自分で選択してやってるもの。 考える時間じゃなくて強い意志が必要の間違いだと思うよ。