美大受験生たちは受験対策として美術予備校に通うのが一般的だった。今もそうだろうが。
そこの先生が今考えても最悪な人たちだった。そういう時代だったというのもあるが、ほめて伸ばすのではなく、いかにけなすかに焦点をあてる教育方法であった。
今考えるとパワハラである。そのくせ自分は才能にあふれたデザイナー、芸術家であると毎日のように言っていた。
何かあるたびに「俺はすごいんだ」と自己顕示欲よろしく、いろいろな自慢話をしていた。
だが、当時、そして現在も彼らは芸術家、デザイナーとして目に見える実績は何も残せていない。
そして、私が予備校に通っていた当時、特にバカにしつづけた生徒たちの中から、国際的なデザイン賞受賞やら、映像クリエイターやらが出てきた。
当時彼らは全く技術も才能もなにもない虫けらのように扱われ、私から見ても心が痛むほどであった。
口だけご立派な先生方は、彼らの努力を含めた潜在能力を見抜けずパワハラで自己満な日々を送ることしか能のないウンコであった。