2018-02-07

日本社会における血液型性格診断は無くならない

日本社会には血液型性格診断蔓延っている。

A型几帳面B型マイペース

O型は大らか、AB型変人

A型女子O型男子は相性抜群、B型女子A型男子は相性最悪…など

ABO式血液型赤血球の表面にある糖鎖の違いで決まることを知っている者は、「そんなことで性格や相性が決まるわけないだろう馬鹿馬鹿しい」と思うだろう。

実際に現在科学では赤血球の表面の糖鎖が性格を決定づけることは示されていないし、近年ではブラッドタイプハラスメントなるものも登場したり、血液型性格診断を「信じない」人も増加しているように感じる。

しかしながら、今だに血液型性格診断蔓延っているのはなぜだろうか?

私がアルバイトしている中でよくある会話から考えたことを記そうと思う。

私は大学生であり、アルバイトをしている。いわゆる水商売で、小さなスナックでおじさん達と会話を楽しんだりお酒を飲ませてもらったりしている。

話題が雑多なことは学部友達と話している時と変わらないのだが、ひとつ感じるのが、スナックでは血液型に関する話が多いということである

「信じていない」私にとって、最初は非常に受け容れ難く、学の無い人がする話題だと蔑むほどであった。もちろんお客様にもママにもそんなこと言えないが。苦笑いをしてやり過ごしたことが何度もあった。

ところがある日、新規お客様血液型の話をされた。普段だったら笑って適当にやり過ごすところであったが、話題に困っていたので血液型の話に乗った。30分近くはかせげたように思う。そうしてなんとかやり過ごしてお客様はお帰りになられた。

そこで私はこう思ったのだ。

「ああ、日本社会から血液型性格診断は無くならない」と。

「むしろ自分蔓延らせる一因になってしまった」と。

血液型性格診断話題の無いときに非常に便利である。信じていようが信じていなかろうが場は保たれるのである

私が他の話題を生み出せる会話力の高いホステスであったならば、血液型の話をせずに済んだであろう。

血液型の話で傷付く人は少ない。血液型の話で相性の良し悪しで簡単に盛り上がれる。

血液型が最も安牌な話題ひとつである限り、日本社会から血液型性格診断が無くなることはない。

  • 血液診断は人種の優劣と同じで科学的には間違っていない ブサ面が社会でもまれて性格が悪くなるようなもので血液型も結果に影響を与える

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