日本は芸術に金を出さないという増田にブクマがたくさん付いていた
なるほど、確かにそうなのだろうと思いつつ、似たような話をどこかで聞いた様な気がしていた
例えばスポーツ
マイナーな競技に限らず、日本のスポーツ界では金が無いが合言葉だ
資金に余裕があるのは、プロ野球チームと一部のサッカークラブくらいではないだろうか
さまざまな研究分野にも投資が足りていないと声が上がる事が多い
他にもアニメーターや介護職、保育士、子供の貧困対策、難病治療……金が足りないという分野を上げればキリがないだろう
単に日本に金が無いという声がある
はっきりした原因は俺程度の考えではよく分からない
ただ、おそらく昔に比べると個人の裁量で動かせる金額が減ったのではないかと思う
個人の意思での投資に比べれば、集団の意思での投資は保守的になると俺は思う
自分の財布から1万円を投資する場合と、100人で共有している金から100万円を投資する場合では、一人当たりの金額は同じでも投資先選びの基準が変わってくるはずだ
まして100人で共有している金から1億出すとなれば、より慎重に、より保守的に投資先を選ぶ事になると思う
そういう状況でスポーツや芸術、成果が出るか分からない未知の研究など、短期に直接リターンを得られない分野への投資は滞りがちになるのではないだろうか
要するに金がない。国も企業も。