■性犯罪にまつわる見える世界の違い

http://conia617.hatenablog.jp/entry/town-for-woman

このブログ読んで思ったこといくつか。

女だけの町があったら安心できると言う気持ちに共感するか？

私はしない。

性犯罪以外にも怖い犯罪があると感じているので、

女性のみになったとしても安心はしきれない。

ではこんな発想をする女は差別的だと思うか？

差別的でない、とは言いきれない。

この発想を許せないと思うか？

思わない。

なぜか？

同じ女であっても、さまざまな要因で性犯罪に対する恐怖心や触れる機会というのは違うので。

具体的には？

私は地方の出身なので、制服で満員電車に乗るという経験をしたことがない。

しかし中高生の痴漢の遭遇というのは、その機会の多さも、

また若年齢であることによる恐怖も段違いだろうと想像がつく。

私は中高とスポーツをしていたこともあり、身長が170cm近くある。

以前、身長150cm前後(つまりは平均身長)の女の子数人と街を歩いていて、

ちょっとのあいだ別行動していたら、

同行の女の子たちが見知らぬおじさんに付きまとわれていたことが何度かあった。

そういう人は、私が近づいていくと半分以上はすすっと離れていく。

だいたい、私より小さい男性は私が近づくと逃げていくな、というのが実感としてある。

(私が見上げるくらいだとそうでもないこともある。それは頑張って振りほどく)

念のため、女の子たちの面子は別だ。

ただ身長が思い返すと共通してだいたい平均からちょっと小さめだったな、というだけ。

生まれた環境とか、体の大きさとか、

そういうもので性犯罪の身近さってずいぶんかわると思っている。

私はたまたまそんなに遭わないタイプの人間のようだが、

それだって一応人並みに警戒はしている。

もっと絡まれやすい、または若い頃に遭遇した経験を持つ、

そして深刻な性被害に遭ったことのある人が、

ひったくりや空き巣なんかの犯罪よりも性犯罪をずっとリアルなものとしてとらえていて、

それに日々怯えていたとして、

どうしてそれを責められるだろう。

見える世界が違うことがある、と気づかないといけないと思う。

身長が5cm違うただそれだけでも。

Permalink | 記事への反応(3) | 08:23

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